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悪魔のようなあいつ

太陽を盗んだ男」とゆー映画がありまして、メジャーではないんだけど邦画ファンに好きな映画アンケートをやるといつも上位に来るような「隠れた名作」的映画なんですけど、それと同じスタッフが作った「悪魔のようなあいつ」というテレビドラマがあると聞いて、見たいなぁとでもDVDボックス買うには高いしレンタルにはなってないし…って感じで諦めてたんですが、本屋でフラフラしてたら漫画版が復刻してたので買ってみました。

悪魔のようなあいつ (上)(下)

まず主人公が、大犯罪者で元バンドマンでウリをしててタラシで近親相姦でホモで更に不治の病って、なんかすげートンデモ設定(笑)
こんなん昼メロでも野島伸司のドラマでも出てこないよ(笑)
関わったすべての人間を魅了し破滅に導く悪魔のような男ってのは、当時のジュリーだから出来た役柄なんだろうな。

「太陽を盗んだ男」「悪魔のようなあいつ」、この二つの話に共通するのは、原爆片手に国家を脅すテロリストだったり三億円事件の犯人だったりと主人公が大犯罪者であるにもかかわらず、「犯人に犯罪の動機がない」ことではないだろうか。
ただ欲望の赴くままに原爆を作って、作った原爆を持てあまして、ラジオを通して政府に何を要求すべきかリクエストを募ったりして。(漫画「多重人格探偵サイコ」にもそういうシーンが出てくるけど、あれってオマージュなのかしら?)

高度経済成長も過ぎ、世の中が豊かになって、そして安保論争も学生運動も鎮火して、結局は大人に逆らえなかった子供達の「誰が何したって世の中何も変わんねぇよ」っていう虚無感と、それに逆らう欲望と実行力を抱えたダーティーヒーロー像ってがこの時代を象徴してるのかもしれないですね。
でも、若者の「何かしたい、でも何したらいいのか分からない」っていう感覚は、今もずっと同じだと思うけど。

うーん、沢田研二主演物リメイクすんなら「魔界転生」よりもこっちの方が面白いと思うんだけどなぁ~。
どうですか角川さん。

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» 悪魔のようなあいつ

悪魔のようなあいつ 1968年に起きた3億円強奪事件は1975年に時効が成立しました。この時効成立の年にTVドラマ「悪魔のようなあいつ」が放映されました。

Tracked by: 仮想本棚&電脳日記 at February 21, 2005 9:54 PM

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