Painter9
Corel Painter IX 通常版
※アップグレード版、乗り換えアップグレード版、アカデミック版と種類があるので、購入の際にはご注意を。
PC絵描きのツールでの代表格と言えばPhotoshopですが、そのPhotoshopに次ぐ人気なのがこのPainterじゃないかと思います。
しかしこのPainterというソフトは内部のゴタゴタのせいで、1バージョン事に販売元が変わるわ、バージョンアップするたびバグがつくわといろんな意味で問題児なのですが、それでもPhotoshopにはないアナログライクな描き味で人気のソフトだったのです。が。
ver6までに搭載されていた「水彩」というツールがver7から大幅に変わってしまいまして、何で変わったかっていうと、その旧水彩はいわば「嘘水彩」だったんですよ。濃い色の上から薄い色が塗れてしまうと言う…。
「画材シミュレーター」を目指す開発元はこれを許せなかったらしく、ver7ではこのツールリアルに近づけるべく、さっくり大幅改変してしまったんです。
これに猛反発したのが特殊な市場を持つ日本の絵描きで、カラーインクとかコピックに近い描き味を持っていた旧水彩はいわゆる「萌え絵」「漫画絵」な方々に大変人気のあったツールだったので、これが無くなるのは非常に困る、とバージョンアップをせずにver6のまま使う人が大量発生してしまったわけです。
でもver6には「メモリが1G以上積めない」「MacではOSXで走らない」など不具合もあり、どーしたもんかと思ってるところに、このver9でようやっと旧水彩復活の知らせをうけてバージョンアップしてみました。
開発元にしてみりゃ相当屈辱だっただろうなぁと思う。
「これこそがリアル水彩シュミレータだ!」と出した機能が受け入れられず、でも金払いのいいジャップのヲタ絵描きの声を無視するわけにもいかず、旧水彩復活キボンヌに屈する形で今回バージョンアップさせちゃったわけだし。
確かにカラーインクや透明水彩で「濃い色の上から透明を塗る」なんて嘘っぱちなんだけど、リアルでは表現不可能なデジタルならではの割り切った嘘ってのも、逆にPCお絵かきには必要なんじゃないかと思うんですよ。
とまあそんなうんちくはおいといて、以下は私が使ってみたインプレッション。
<ここが(・∀・)イイ!!>
・デジタル水彩という名前で旧水彩が復活してる
・旧水彩とちがってレイヤー上でも水彩が使える
・縮小表示でアンチエイリアスがかかる
・バージョン7~8より動作が軽い
・ツール配置がPhotoshopに近くなった
<これは(・A ・)イクナイ!!>
・なんか細かいところがバグっぽい
・ズームにバグが入るのはもはや伝統か!?
・パッケージや起動画面の9本指が激しくキモイ(;´Д`)アメリカ人はいいのかこれ
実際にデジタル水彩(旧水彩)で描いてみたサンプル。だいたいver6水彩と同じような描き味が再現できてます。…つか、縮小したら細かい描き味飛んじゃってわからんな(汗)
まあ厳密に一緒ってわけでもないんで、そこらへんはブラシのパラメーターとタブレット筆圧の調整次第でしょうか。
結論としては、水彩のせいでver7~8のバージョンアップを見送っていた人は買いだと思います。
冷静に考えると、一回削除した機能をもう一回くっつけてバージョンアップ代を取ろうとすんのもどうかと思うんですが(笑)、まあ旧バージョンにはない機能も搭載されたのでヨシとします。
でも本音を言うと開発元とっととつぶれてAdobeが買収してくれないかしら…。(Adobe信者)