九龍城探訪
九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 -City of Darkness-
iPod買ったときのAmazonポイント還元メールが来たので、前々から欲しかったこれを買ってみた。
香港にはじめて行ったのは1992年のこと。
そのとき香港の案内をしてくれた人が、九龍城砦に連れて行ってくれたのだ。
九龍城砦は観光スポットではない。
むしろスラム街として有名というか、マフィアの溜まり場だとか警察も立ち入れない犯罪の温床だとかそういったダークなイメージのつきまとう場所なのだが、政府はそんな「香港の暗部」を中国返還前に消し去ってしまいたいらしく、九龍城の取り壊しを決め、住人も立ち退きさせて、今は近寄っても安全だから見に行こうと言うので行ってみることにした。
行ってみると、そのバリゲード封鎖されたビル群はとても異様な光景だった。
どう改増築したかもわからないような壁の継ぎ目、今にも崩れそうなコンクリート、バリゲードの隙間から見えるあやしげな歯医者の看板、眼鏡屋と思われる気持ちの悪い目の絵、etc…。
私が見たのはそんな一つの街の「死骸」だ。
この本ではその城塞都市が生きていた頃の姿を拝むことが出来る。
いくら犯罪の温床といっても、住人すべてが犯罪者だったわけではなく、商売人や、工場労働者、学校もあり、教会もあり、一つの街として成り立っていたのだと教えてくれる。
そして1997年に香港を訪れた時もう一度その場所へ行ってみたのだが、そこには「最初から九龍城なんてものはありませんでしたよ」とでも言いたげな小綺麗な公園があって、なんだかひどくさみしい気持ちになってしまった。
中古屋で探し回ってブックレット付きの初回版買ったぐらいなんですが、これのゲーム性だけを見るなら大してオススメしません(笑)
もうね、スッゴイ不親切なの!敵ボスの弱点わからんし。(まあ今はネットという便利なモノもあるし、「クーロンズ・ゲート 攻略」とかでググればそういったサイトが沢山見つかると思うから、現時点でプレイする分にはその辺は心配ないと思うけど…)
このゲームのウリはなんつっても世界観。「真・女神転生」を最初にやったときも、「うわー濃い世界観だなー」と思ったけど、それより更に濃い(笑)
よくゲームには「属性」って概念があるけど(「火」とか「氷」とか)、このゲームではそれが「風水」なのだ。
「エセ九龍城砦」を舞台にしたサイバーパンク、カオスなアジアンゴシックといった世界観が好きな人なら、ぼーっと城内をうろつきまわるだけでも楽しいと思う。
このゲームのBGMが「NIGHTHEAD」ってドラマの音楽も担当してた人で、それもダークな世界とマッチしててすごくよかったんだな。
Comment
海外で行ってみたいところNo.1でした。九龍城。
取り壊されちゃったって聞いてすごく残念だった。
なかなか観光客なんかが気軽に行けるところじゃないってのも聞いてたから
本物を見れることはないだろうなぁなんて思ってたけど
行ったんだ!すごい羨ましい!!!
この本は何度も本屋で立ち眺めしたよ。
丁度香港に行ったタイミングが良かったんだと思う。封鎖されてたから中に入れなかったけど、外から眺めることは出来たよ。もう廃墟になった九龍城だったけどね。
逆に廃墟マニアな人だったらその方がいいのかな(笑)
そしたらめちゃ圧巻だとおもう。
軍艦島みたいに一つの街まるごと廃墟になってるようなもんだし。
