今敏モノ映画三本
普段あまりアニメ見ないんですが、なんとなーくレンタルで手に取ったらすっげえ面白くって、この監督の作品全部見てしまった。
いやなんでこの人こんなマイナーなんだ!?
普通に評価されてもいいのになぁ。ちょっとカルト的な位置につけちゃってるよね…。(作風も確かにひねくれてるとは思うけど)
宮崎駿やを押井守を超えろ!とまでは言わないが、もっとメジャーになってもいいのになぁってな思いを込めてレビューを書いてみる。
どこからが現実でどこからが夢想なのかわからなくなる、まるでトリックアートのような映画。
今見ると絵柄とファッションがやや古くさい感じがしちゃうのが残念。リアルタイムで見たかったなぁ。
ジャンル分けして考えると、サスペンスものとしては、最初の方に犯人に見当ついちゃうのでイマイチかなぁと思うんですが、サイコスリラーとして見るとかなり怖くていい。
千年女優
今敏もののなかでこれが一番好き。
主人公のモデルは往年の名女優、原節子か?と思わせるようなキャスティング、その彼女が作中で出演する映画もまた、その当時の作品を彷彿とさせる(不勉強で全部の元ネタはわからなかったのが残念…)。アニメ好きな人よりむしろ、日本映画を愛する人に見て欲しい作品。
前作でも随所で見せたトリックアートのような表現手法もさらに洗練されている。
最後の台詞は割と賛否両論だったようだが、私はあの台詞に彼女の「女優魂」を見た。
東京ゴッドファーザーズ
前二作はトリックアート要素がかなり強いんだけど、こっちはエンターテイメント色を強く打ち出した作りになってる。
ラストに向かって行くに従って、思わず「んなバカな!」って言ってしまうぐらいのご都合主義なんだけど、そのご都合主義をあえて「クリスマスの奇跡」と表現してしまいたい。そんなあたたかい気分にさせてくれる映画。
今敏モノのアニメは、あとTVでやってた「妄想代理人」があるんですが、こっちの感想はまたいずれ。
Comment
はじめまして。
PERFECT BLUEについてなのですが、これひょっとして
あのtetsu様の迷曲『PERFECT BLUE』の曲名の元ネタなのでは?
と思ったことがありまして…。
この作品、私は発表当時某FR誌で紹介されてたのを見ただけなのですが、
アイドルがストーカーに追い詰められる話なんですよね?
あの詞の内容はマナー違反なファンへのメッセージらしいですが、
それとテーマ的にちょっとダブりますし、時期的にも…
アニメに詳しいtetsuさんのことですし…いかがでしょうか。
お久しぶりです。私も今敏の映画大好きなのですが、この監督って
マイナーなんですね。
海外では結構注目されてる
ような印象です。
東京ゴッドファザーズ、全体的に
色合いがあせてるのに、あったかい
作品ですよね。オカマが大好きなので、すごく楽しかったです。
>元ローディストさん
はじめまして。
たしかにストーカーと芸能人ものなんですが、内容的に似てるわけじゃないので元ネタだったとしてもタイトル名だけかな?って感じはします。
このアニメの主人公のメインの感情は「恐怖」ですが、ラルクの曲の方のPERFECT BLUEは「怒り・憤り」がメインのような気がするので。
ファンの批判を歌詞にしてマジレス…ゲフン、いえ、昇華出来る人は、きっとこの物語のようにはならんと思います(笑)
>夜門さん
あーごめんなさい、マイナーっていうのはちょっと言い過ぎだったかも。
レンタル屋でも「今敏」って仕切り板で区切れるぐらいの知名度はあるんですが、でも「マニア向け」「隠れ名画」の域は出てない気がするんですよね。一般人への浸透度が低いって言うか。
そこらへん、もっとメジャーになれるといいなぁって思います。
ゴッドファーザーズ、わたしもハナちゃん好きです(笑)
